迷い道

結婚相手から罠をかけられた。奈落に落ちてヒロにあった。ヒロは見違えるようないい女になっていた。再び舞台に戻り捨てられた謎に迫る。


邂逅10

「最近チェリーを指名しているのね?」
「いや、ネット社長のお薦めでね」
「あの子は可愛いわ。私でも抱いてみたいと思っているもの。最近吉井は私を抱こうともしないわ。雄介もそうでしょう?」
「ライブの会長が逮捕されたが?」
「彼はもう下がるところがないのよ」
「君は?」
「私ももう失うものは亡くなったわ。兄はもう愛してくれないし・・・」
 エリは元気になったが目に力がない。
「今のクラブをやればいいじゃないか?」
「そうね。あなたはどこまで証拠をつかんだの?」
「そこそこだ」
「最後まで追い込む?」
「ライブの会長はでもエリがもうクラブに帰るのなら考えてもいい」
 これは偽らない気持ちだ。だが警察はどこまで踏み込むかは分からない。
「もうやめろよ。畠山も自業自得だ」
 メールがポケットの中で震えている。
「もう店も終わったわ。最近西崎と寝ているの」
「そうか」
「恋人ができた?」
「いや」
 ドアを出ると暗い通路を抜けて裏口に出る。もう店のネオンは消えている。路地を抜けていくとヒロが腕を組んでくる。
「美味しい店があるよ」







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テーマ : ミステリ    ジャンル : 小説・文学
  1. 2017/01/31(火) 06:54:58|
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プロフィール

yumebito86866

Author:yumebito86866
夢人です。これは『空白』に繋がる作品ですが、これは段ボール箱の住人ではありません。今回書下ろしで書き始めました。ここに登場する人物はみなどこかで触れあった人物ばかりです。そして知った事実がこの小説を書かせました。

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