迷い道

結婚相手から罠をかけられた。奈落に落ちてヒロにあった。ヒロは見違えるようないい女になっていた。再び舞台に戻り捨てられた謎に迫る。


野望11

 朝刊に証券会社に元会長復帰と出る。これも新聞社に段取りしていたのだ。合わせて週刊誌ではエヌの社長の強姦未遂の記事が出た。だが今回は敢えて警察の届けをしなかった。これは専務を巻き込まないようにするためだ。彼にはまだしてもらわないとダメな仕事が残っている。
 顧問が部屋の机を整理している。
「これから2人になるが頼むよ」
 水野が買っていた花束を渡す。それから急いでエヌに出かける。次の作戦に入る。いつものように玄関を出て裏道を抜けて駐車場に向かう。水野が鞄を抱えて後ろからついてくる。あれっと通りの角を見る。なぜ畠山がここにいる?
「課長!」
 水野の声で後ろを振り返る。路肩に止まっていた黒い車がもうスピードで走ってくる。ガツン!という音と同時に視界が消える。
「雄介!」
 泣きべそをかいたヒロの顔がある。その後ろに頭に包帯を巻いた水野が座っている。
「どうなった?」
「右足と右手が折れている。背骨もずれているのよ」
「課長、エヌの社長には私が一人で出かけました。心配されておりました」
「しばらくスマホでやるしかないか。これは畠山の反撃だ。あの瞬間に奴を見たのだ」
「警察は駐車場の防犯カメラを見て故意に撥ねたとみているわ」
『ひかれた現場の前方の角を映すカメラを探してくれ。畠山が写っているはずだ』
 神部にメールを送る。
『大丈夫!!』
 アゲからだ。
『心配ない』
『畠山のパソコンの中を見てくれ。スマホにも入れるか?』
『分かった』








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テーマ : ミステリ    ジャンル : 小説・文学
  1. 2017/05/07(日) 06:56:24|
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yumebito86866

Author:yumebito86866
夢人です。これは『空白』に繋がる作品ですが、これは段ボール箱の住人ではありません。今回書下ろしで書き始めました。ここに登場する人物はみなどこかで触れあった人物ばかりです。そして知った事実がこの小説を書かせました。

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