迷い道

結婚相手から罠をかけられた。奈落に落ちてヒロにあった。ヒロは見違えるようないい女になっていた。再び舞台に戻り捨てられた謎に迫る。


迷路8

 専務が社長に連絡してエヌの未公開株の監査に元の主幹事証券会社を受け入れると発表した。畠山は謹慎処分を受けた。それで私と水野が調査に派遣されることとなった。それで古巣の上場室に杖をつきながら課長の椅子に座る。すぐに社長に呼び出される。
「舞い戻った感想は?」
「外人部隊ですね。冷たい目で見られていますよ」
「で次はどうする?」
「未公開株の資金の流れを不透明として払い戻しをお願いします。でもエヌは会社としては問題がないので上場は続行します。意見書はすでにこしらえています。これは公開しようと思っています」
「分かったすぐに段取りをするが、ライブは黙っていないどろう?」
「専務の拉致もそうです。でもそれだけ資金的にはタイトと言えます。ここは頑張りです」
 社長室を出ると総務室の応接室に入る。
「久しぶりだな」
 椅子の背にもたれて目をつむっている畠山に声をかける。立場が入れ替わったことになる。
「専務は救い出した」
「そうか」
「私を嵌めたのは誰からの誘いだ?」
「・・・」
 私は初めは専務だと思っていたが専務は誘っていないと言っている。
「エリか?」
「・・・」
 表情はイエスと取れる。ライブの会長も不可解な人物だが、エリも増して不可解だ。私は全く理解できない女と結婚するところだった。エリの子供は自分の子だと信じていた。今思うに畠山はエリに心を寄せていたのだ。そこをうまく利用したのだ。
「ライブと手を切れよ。あの会社は怖い会社だ」
「もう戻れない」









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テーマ : ミステリ    ジャンル : 小説・文学
  1. 2017/05/15(月) 06:54:30|
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yumebito86866

Author:yumebito86866
夢人です。これは『空白』に繋がる作品ですが、これは段ボール箱の住人ではありません。今回書下ろしで書き始めました。ここに登場する人物はみなどこかで触れあった人物ばかりです。そして知った事実がこの小説を書かせました。

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