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迷い道

結婚相手から罠をかけられた。奈落に落ちてヒロにあった。ヒロは見違えるようないい女になっていた。再び舞台に戻り捨てられた謎に迫る。


分裂3

 神部の事務所に朝から呼ばれた。ドアを押すと神部が包帯を巻いて座っている。マスクをかけたアゲがコーヒーを入れてくれる。目が緊張している。やはりまだ人と顔を合わせるのは厳しいようだ。抱かれるときのあのようなとろんとした目ではない。それでもパテントの中に入らず私の横に座る。
「どうしたんだ?」
「張り込みをしてたのですが、後ろから殴られてカメラは壊されるし、二人のところを収めていたんですがね。どうもやくざがエリのボディガードをしていたようです」
「吉井組長が出したのだろうな」
「二人は消えたのです」
「会長は東京の虎の門に。エリは横浜に別々に戻っているわ」
 アゲが説明する。
「それで社員をそこに向かわせています」
 スマホが鳴って神部が頷いている。
「エリは吉井組の事務所にいるそうです」
「いよいよ兄の吉井組長の登場だな。会長はどこに行ったのかな?」
『会長が虎の門にいると言う情報がありますが心当たりは?』
「別の調査会社を使って?」
「いや会長の奥さんだった早見社長です。彼女とはギブ&テイクの関係を結んだ」
『虎の門と言えば外資系の投資会社ですね。詳しい資料は添付するわ』
「この会社を調べて」
 神部が虎の門にいる社員にスマホを打っている。
『ヒロはチェリーとして『梨花』のホステスしてるの?』
 隣に座っているアゲがメールしている。
『どうしてわかった?』
『ヒロがランチを奢ってくれた』
『まさか!?』
『ヒロは私が目を見れる2人目』






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テーマ : ミステリ    ジャンル : 小説・文学
  1. 2019/07/02(火) 07:01:20|
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プロフィール

yumebito86866

Author:yumebito86866
夢人です。これは『空白』に繋がる作品ですが、これは段ボール箱の住人ではありません。今回書下ろしで書き始めました。ここに登場する人物はみなどこかで触れあった人物ばかりです。そして知った事実がこの小説を書かせました。

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