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迷い道

結婚相手から罠をかけられた。奈落に落ちてヒロにあった。ヒロは見違えるようないい女になっていた。再び舞台に戻り捨てられた謎に迫る。


踏み込む8

 神部は朽谷とともに警察に出かけている。私は何だか頭がすっきりしなくて畠山と会った日のことを繰り返し思い出す。確かに畠山はエリを脅していた。それだけの証拠となるものを持っていた。それは秘書を毒殺した部屋の画像のはずだ。それを交渉のためにエリにも見せただろう。エリはそれを押さえたがコピーであると疑っただろう。だが焦っていた。
 彼の得意なUSBがきっとあるはずだ。
『畠山のタイで動いた範囲をもう一度確認してくれ』
 アゲにメールを打って屋台で3本目のビールを飲む。
『エリに誘い出されるまでに畠山が動いたところは部屋の他は屋台街とそれと娼婦街だけよ』
 そうだ。隣同士の部屋で彼に会った。彼奴は女には目がない。何かを託すのは女だ。慌てて娼婦屋に駆け込む。
「彼は?」
「預かっているものをもらいに来た」
「何も預かってないわ」
 たどたどしい日本語で答える。もう服を脱いで裸になっている。天井を見ていると丁寧に舐めてくれている。
「この指人形は?」
「これはあるお客さんから預かっているもの。アナル栓に使うものよ。これを自分のに入れてくれという変な人」
「畠山?」
「そんな名だったかしら。そう言えば一緒にプレイした人ね?」
「もらえる?」
「いいよ。もう10日も来ていないものね」
 私は指人形を取り上げてお尻を見る。やはりUSBが埋め込んである。すでに私のものは彼女に中に入っている。私は無意識に指人人形を彼女のアナルに入れる。畠山の供養か。




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テーマ : ミステリ    ジャンル : 小説・文学
  1. 2019/01/09(水) 03:30:09|
  2. ミステリー
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yumebito86866

Author:yumebito86866
夢人です。これは『空白』に繋がる作品ですが、これは段ボール箱の住人ではありません。今回書下ろしで書き始めました。ここに登場する人物はみなどこかで触れあった人物ばかりです。そして知った事実がこの小説を書かせました。

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