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迷い道

結婚相手から罠をかけられた。奈落に落ちてヒロにあった。ヒロは見違えるようないい女になっていた。再び舞台に戻り捨てられた謎に迫る。


迷い道10

 ヒロがエリを迎えに行っている。私はヒロに頼まれてしばらく保護人の届けを出してマンションに受け入れることにした。それで朝からヒロの荷物を隣の部屋に移す。そこにエリの蒲団を敷く。
「ヒロとエリが一緒に寝るの?」
「抱き合うわけではないよ。記憶が戻ってまた自殺するのを防ぐためだ。エリが寝てまたこちらで3人でやればいい」
 アゲはエリにはまだ私たちと同じように接することができない。それにエリのパソコンを解析するごとに恐ろしさを感じている。エリはただ怖いだけの女だったのか?エリのパソコンを見ていると兄が10歳ころからエリをセックスの獣に仕立ててしまったようだ。兄と妹ではなく夫婦のような生活をしている。
 神部から久しぶりにメールだ。西崎とエリに心中事件からほとんどの仕事はアゲの仕事になっている。
『例の2人組のやくざが横浜に戻ってきています。それも西崎の後のオレオレ詐欺をやっていますよ。調べてみたのですが、吉井組長がクラブで彼らに酒を飲ませています。これは聞いた話ですが、もともと彼らは組長の直属の部下だったようです』
 と言うことは畠山毒殺にエリにつけたのは西崎ではなく吉井だ。ヒロを西崎に奪われたのも吉井の指示かもしれない。
『その2人を張ってください』
 夕方にエリがヒロに付き添われマンションにやってきた。エリは私とアゲを見てヒロの背中に隠れた。アゲは私の背中に隠れる。
「日常の動作は出来るのか?」
「それは問題ないよ」
「しばらく2人は向こうの部屋だ」
「警察はどうなるの?」
「今の状態なら吉井組長と同じ不起訴だろうな」
 ヒロはエリがいつも持っている黒革のハンドバックを肩にかけている。










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テーマ : ミステリ    ジャンル : 小説・文学
  1. 2018/09/07(金) 06:39:15|
  2. ミステリー
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yumebito86866

Author:yumebito86866
夢人です。これは『空白』に繋がる作品ですが、これは段ボール箱の住人ではありません。今回書下ろしで書き始めました。ここに登場する人物はみなどこかで触れあった人物ばかりです。そして知った事実がこの小説を書かせました。

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