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迷い道

結婚相手から罠をかけられた。奈落に落ちてヒロにあった。ヒロは見違えるようないい女になっていた。再び舞台に戻り捨てられた謎に迫る。


地崩れ6

「専務あのパソコン開かないのですが?」
「もう作業は終わった。開く必要もない」
 専務室から不機嫌そうに専務が役員会議に出ていく。私はパソコンを再度調べてみたが、今までの記録はすべて消されたように思った。上場はもう明日に来ている。ここまで来てもう引き延ばすことはできない。
 役員会を終えてもう一度専務室を覗くと、鍵が掛かっていて秘書のエリもいない。調査部を覗いて同僚の顔を見つけようとしているが、
「畠山係長は専務と出ているぞ」
 調査部の課長が笑いながら廊下に誘う。
「役員会では専務と社長にライブの上場については押し切られたようだ」
「畠山は?」
「専務の了解をとって個別の上場後の上場チームの検査をすることになった」
「よく専務が認めたな?」
「会長が押し切ったのだ」
 それを予想してパソコンの情報を消したのだ。だが気になるのは専務が今度に限って課長の私に何も相談をしていないことだ。エリも毎週泊まりに来ていたのが全くない。
「畠山は前々から部長の内々の指示で3か月前から上場チームを調べていた。それで彼に任されたのだろう」
「一人で?」
「何も知らされていない」
「部長が指揮を?」
「らしいな」
 不満なようだ。














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テーマ : ミステリ    ジャンル : 小説・文学
  1. 2019/03/19(火) 06:59:14|
  2. ミステリー
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yumebito86866

Author:yumebito86866
夢人です。これは『空白』に繋がる作品ですが、これは段ボール箱の住人ではありません。今回書下ろしで書き始めました。ここに登場する人物はみなどこかで触れあった人物ばかりです。そして知った事実がこの小説を書かせました。

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