迷い道

結婚相手から罠をかけられた。奈落に落ちてヒロにあった。ヒロは見違えるようないい女になっていた。再び舞台に戻り捨てられた謎に迫る。


切り込む11

 水野を専務の元に出向させてライブ株の購入を慎重に始めた。私は女記者と打ち合わせをして例の記事を書かせた。これはライブを絡めたいがゆえの作戦だ。それで警察が任意でライブの会長を呼び出した。また一人で広い部屋でパソコンに向かっている。
 これは検察の男から貰った畠山の会社のパソコンの中身だ。これはNにとって都合のいいファイルだけが加工されてあるという感じだ。これをアゲに送って消された畠山のパソコンとスマホの記録と重ねて調べてもらっている。私は時計を見て11時30分には会社を出てタクシーで池袋の裏通りで降りる。
 ラブホテルの部屋の掲示板を見てエレベターに乗り込む。チェリーは昨夜店を休んで新宿のニューハーフの店でショーに出たようだ。それで朝食事を誘ってきたのだ。今はラブホテルでも豪華な食事が取り寄せられるのだ。
「待ってたよ!」
 ヒロがすけすけの下着でアナルを見せた格好でベットに誘う。だめだ。完全に立っている。それを引き出して美味しそうに舐める。これから1時間たっぷり精液を吸い出す。
「何か長距離恋愛みたい。燃える!」
「西崎とは?」
「キッスはする。この前はアナルに指を入れさせてフェラチオをした」
「やめとけよ」
「これも雄介のため。彼はエリと吉井組長のことを知っているのよ。やはり二人は会っているよ。繋ぎを西崎がしている」
「今西崎は何をしている?」
 Nの社長を辞めたところだ。
「私が思うに、彼はオレオレ詐欺のボスだと思うの。スマホを覗き込んだら凄いメールが入っていた。それに横浜のクラブに何人かの男や女が来てたよ」
 元々ライブのスタートはこの手の詐欺だったのだ。それでただ一人吉井組長と繋がっている。
「今日は?」
「5時に『梨花』に入る。今日はママは病院に行って休みだから私がママのお客さんを担当する」
「ママの体調が悪いのか?」
「いえ、子供のようなの」





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テーマ : ミステリ    ジャンル : 小説・文学
  1. 2016/12/16(金) 06:48:51|
  2. ミステリー
  3. | comment 1
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こんにちは

はじめまして!あるブログを拝見していたら、このブログに出会いました。私もブログを開設しています。「鬼藤千春の小説・短歌」で検索できます。一度訪問してみて下さい。
  1. 2015/06/05(金) 08:47:31 |
  2. URL |
  3. 鬼藤千春の小説・短歌
  4. [ 編集 ]

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yumebito86866

Author:yumebito86866
夢人です。これは『空白』に繋がる作品ですが、これは段ボール箱の住人ではありません。今回書下ろしで書き始めました。ここに登場する人物はみなどこかで触れあった人物ばかりです。そして知った事実がこの小説を書かせました。

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