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迷い道

結婚相手から罠をかけられた。奈落に落ちてヒロにあった。ヒロは見違えるようないい女になっていた。再び舞台に戻り捨てられた謎に迫る。


急転11

 夜エリとタクシーでマンションに着いた。
『エリのマンションに泊まるの?気を付けて。彼女が先ほどメールを打っているけど、これって西崎の可能性大ありよ』
 やはりエリは西崎の居場所を知っている。匿っているのもエリかもしれない。部屋に入るとそのままベットルームに入る。それから冷蔵庫からチーズとワインを出してくる。ワインは秘書に毒を持った飲み物だ。私はポケットからアゲが作ったUSBを出す。
「私にはもう用がないわ」
 もう裸になっている。
「飲まないの?」
「毒は入っていないわ。私の飲んだワインを続けて飲んだら?」
 半分ほど飲んでグラスを渡す。エリは新しいグラスにワインを注ぐ。ワインを口に含んで私のものを咥えた。殺す気はなさそうだ。そう思うと急に口の中で反り返ってくる。元々エリはファエラは得意だ。喉の奥まで入れる。
「私のアナルを舐めてくれる?初めてだから優しくね」
 いつの間にはヒロに鍛えられた亀頭をアナルに押し付ける。
「あ!」
「痛かった?」
「もう入っているの?」
「ああ、しっかり奥まで入っている」
「ヒロと比べてどう?」
「少し窮屈だけど気持ちはいい」
「あなたと一緒になるべきだったのね」
 その言葉を何度も独り言のように言いながら白目をむいている。







テーマ : ミステリ    ジャンル : 小説・文学
  1. 2019/08/18(日) 07:19:21|
  2. ミステリー
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急転10

 『梨花』に着いた頃はまだ店は閉まっていた。社員専用の扉を抜けるとショーの練習の声が聞こえる。そのままエレベターで社長室に向かう。
「やはりきたね?」
 エリが煙草をゆっくりとふかしている。ソファのテーブルにコヒーカップが2つ並んでいる。
「西崎が来ていたのか?」
「そう」
「彼を指示しているのは君か?」
「彼の独断よ」
「チェリーを助けてくれ」
「彼女が男だったとは思わなかったわ。でも好きな子だった。ヒロっていうのね?あなたが男と抱き合えるなんて不思議だわ」
「膣よりアナルが気持ちがいい」
「私の頼み聞いてくれる?なら助けてあげる。西崎はもう私を守る必要がないことを忘れている」
 彼女はどうしようとしているのか?
「今晩マンションに泊まりに来て。一緒に店を出よう」
 私を殺す気か?
「ヒロを助けてくれるのか?」
「ええ、それに今から慰み者にしないと約束させている」
 そう言ったエリの表情が虚ろだ。
「どこにいるか知っている?」
「ええ」







テーマ : ミステリ    ジャンル : 小説・文学
  1. 2019/08/17(土) 07:45:29|
  2. ミステリー
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急転9

 今日から久しぶりに会社に出ている。
「元気がないね?コーヒーを入れるけど?」
 水野が心配して私の顔を見る。今回の休暇の内容は内緒にしている。
「妹が家出をしてしまったんだ」
「心配ね?」
「ライブの株価は?」
「元の高値に着実に戻っています。元会長の影響はほとんどない。合併がうまくいっているのもありますね」
『用意できたか?』
 西崎のメールだ。
『USBに入れた。いつでも渡せるようにしている。チェリーは元気か?』
『毎日3人で可愛がってやっている。まずUSBを送るのだ』
『物々交換だ』
『そうはいかないさ。ダメなら殺すぞ。よく考えるのだ』
とメールが途絶えた。慌ててアゲに位置確認をする。もちろんこの携帯もすぐに捨てられるだろう。
「妹さん?」
「いや女友達だ」
 水野が覗きこもうとするのを遮る。
「私はこれからライブの社長に会いに行きますが?」
「妹のことで出かけなきゃいけない」
 そんな気がしている。水野はファイルを鞄に入れて出ていく。
『このメール『梨花』の近くから発信されているよ。それでエリのスマホも調べてみた。同じ位置に重なっている。でも西崎のは消えてしまったけど』
 西崎はエリに会っていたのだろうか?やはりこの監禁はエリの指示なのか?私はコートを着ると会社を出た。まだ『梨花』の開いている時間ではない。









テーマ : ミステリ    ジャンル : 小説・文学
  1. 2019/08/16(金) 06:55:08|
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急転8

『ご苦労なことだったな。男3人に毎日チェリーは犯されてきたが、殺しはしない。だがエリの殺しの証拠を用意しておくのだ。次連絡した時に送れなかったら今度は殺す』
 西崎からのメールが入ってきた。これは本気だ。
『どうも知られてしまったようよ。高速を降りたところで消えちゃった』
『今西崎から連絡が入った。きっとどこかで捨てたのだろう。位置情報はばれている。それよりアゲ力を貸してくれ』
『力も体も心もすべて使ってよ』
『今夜マンションに来てくれ。手伝ってほしいことがある』
 私は神部にマンションまで送ってもらう。
「西崎とエリの両方を見張ってもらえるか?」
「分かりました」
 それだけ言うと部屋に入ってパソコンを開く。証拠資料を調べてコピーをしていく。西崎は証拠資料を出してもそうはチェリーを釈放しないだろう。ずっとヒロを人質にするはずだ。そのためにはどうしたらよいのか。
「何したらいい?」
 いつの間にかアゲが来ている。
「このUSBに何か細工ができないか?」
「そうね。でもこれを渡したらヒロが助かるのじゃないの?」
「そうはいくまい」
「殺しはしないがずっと釈放しないだろう」
「ずっと性の奴隷のまま?」
「ああ、だから考える」
 そのままアゲはパソコンをいじっている。
「USBに位置情報を発信させるよ。それからとっておきのアゲウイルスをうつしておくの」
「ウイルス?」
「10日ですべての情報を食べつくすのよ」










テーマ : ミステリ    ジャンル : 小説・文学
  1. 2019/08/15(木) 06:58:25|
  2. ミステリー
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急転7

 急に前が見えないほどの雪になった。一つ目の分かれ道に来た。神部が車を降りて雪道を分かれ道の方に歩いていく。
『今西崎から連絡があったわ。チェリーを釈放するように言ったわ。でも聞かない。新しいアドレスなのでそちらに送るわ』
 エリからだ。即座にアゲに返送する。
「ここは10キロ先で木が倒れて通行止めになっているようです。引き返してきた車に聞いたが相当前から通行止めになっているそうです。この道の選択は捨てるしかないですね」
 雪が酷くなった。もうゆっくり進むしかない。通る車も急に減ってきた。
『見つかった!今いる道の先の道を曲がって走っている。75号線に入った。この道を行くと小田原に出る』
 アゲからメールだ。
「この時間からだと小田原に出るのは無理だ。西崎が走り抜けるかもしれないが、時速30キロが精一杯ですよ」
 ここで部下と神部が運転を変わる。そこから走ること1時間半車がスリップして道路脇に乗り上げる。
『小田原に抜けたよ』
 アゲからメールが入る。
「戻って東名に乗りましょう。小田原に出るにしても東京に戻るにしても」
「どちらにしても追い付ける可能性ありですね」
 バックをすると元の道を戻っていく。
『東京に向かって走り出した』
 東京ではどこに行くのか?あくまでも私と交渉をする気だ。だが警察もライブの会長を追い込んでいる。そこにはエリと言う山が立ちふさがっている。エリは実行犯だ。
『ライブの会長はどこまで?』
 岬にメールを入れる。
『がんと否認しているわ』




テーマ : ミステリ    ジャンル : 小説・文学
  1. 2019/08/14(水) 06:57:58|
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プロフィール

yumebito86866

Author:yumebito86866
夢人です。これは『空白』に繋がる作品ですが、これは段ボール箱の住人ではありません。今回書下ろしで書き始めました。ここに登場する人物はみなどこかで触れあった人物ばかりです。そして知った事実がこの小説を書かせました。

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